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カウンセリングとセラピー

 

 「心技体」研究所セラピールームでは、来談者中心療法を行います(現在、京都在住のため鳥取のセラピールームを閉鎖しています。ボイスマルシェ(右記ウィジェットをご利用ください)にて、お電話によるカウンセリングを受け付けています。)

 

「本人さえも気づいていない」「理解していない」問題や悩みの原因に、本人が気づき、それを解決することを目的にしています。

来談者の主体性を重視し、来談者が主体性をもって行動することで、「本来の自分」と「思い込んでいる自分」とのギャップを自ら埋めていき一致させ、潜在的な自己実現の可能性を信じること、人間として成長していくための支援を行います。

 心の問題が解決するということは、心の中から「問題」がなくなるのではなく、クライアントの皆様が変化・成長することによって、「問題」が「問題」ではなくなるということです。

 

 まずは、しっかりとしたインテーク(面談)が必要です。インテーク中は、来談者のバックグランドを知るために質問が多いと感じるかもしれません。話したくないことは話さなくていいです。話したくなった時に話したくなったタイミングで伝えてくださることが、カウンセラーはクライアントの「問題」への理解が深まり、心に添いやすいのです。無理は禁物です。答えなくても大丈夫です。

 カウンセリングをしていく上で、ハッピーなことばかりではありません。なぜなら、自分を守るために今まで秘めて記憶の奥底にしまい忘れ去っていた情動が情動記憶としてよみがえります。例えるなら、雨漏り(心の問題)を始めた家の屋根(心)を修理しようと屋根に上ったら(カウンセリングを受けたら)、いままで気にも留めてなかった他の部分が悪く見え始める、肝心の修理部分を(カウンセリングで)瓦をそっと外していくと思っていたより激しく傷んでいた。材料を買いに行っている間(次のカウンセリングまでの時間)に雨が降ってきた。(むき出しの心に響く)。

 一旦、悪くなるのは事実です。痛いから心の奥底にしまったはずのものを、自分で掘り出して見つけてしまうのですから。そして、その痛みをクライアントが自身でゆっくりと自身に受け入れていってあげる作業を、カウンセラーは、一緒に見守って援助していくのです。

 クライアントとカウンセラーは、カウンセリング以外の人間関係はもちません。カウンセラーは、近親者や恋人ではありません。苦しくてもカウンセラーに依存や投影をしてしまわず「問題」に一緒に向き合っていきましょう。カウンセラーとクライアントの関係は来談の必要性があるときにはじまり、その「問題」の終了とともに人間関係も終了します。

 カウンセラーは職務上知りえた情報を正当な理由なく他人に漏らしたりはしません。ただし、相談内容が生命にかかわる緊急性のものであった場合、他の専門家に相談することがあります。
 

 インテーク並びに来談者中心療法をしていくうえで、クライアントの状況症状に応じて他療法や訓練の必要性を判断して、認知行動療法、箱庭療法、遊戯療法、家族療法、SST(ソーシャルスキルトレーニング)、ペアレントトレーニングなどを行います。(現在、催眠療法を大阪にて習得中です。乞うご期待ください)

 

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